「つまらない話ですよ。でもこの鼻の傷は結構重傷で、精神的ショックもあったのか、10日ほど入院して、家に戻っても2週間ほど起きあがれなかったんですよ。母が父を責めるようなそぶりは一度もなくて、どんな話合いがされたのかはわかりません。大人になったら、父に彼女とのことを聞こうと思っていたんですが、両親とも、死んでしまいましたからね」
 ほ、とイルカは息をつく。
 遠くから聞こえていた音楽はいつの間にか途絶え、視線をむければ橋の上を人々が行き来している姿が見える。演奏が終わったのだろう。
 久しぶりに昔をたどってみたが、特に恐怖は感じなかった。懐かしさ、と言えるほどには優しい記憶ではないが、自分の過去の1ページだとためらうことなく認めることができる。さっきはいきなり彼女の姿を見たために動揺したが、もうきっと、大丈夫だ。舞台の姿からは、優しい面影しか見いだせなかった。
「カカシさん、俺の話は終わりです。戻って、ダイゴの彼女をつかまえましょう」
 カカシの頭に手を置いて、起きあがるように促そうとしたが、その手を取られてしまった。イルカの胸から顔を起こしたカカシは、うつぶせの姿勢のまま肘で体を支えてイルカの左の手首を強くつかんでいる。色違いの目は細められて切なげだ。
「イルカ先生・・・」
 ささやくように、吐息まじりの声を落としたカカシは、イルカの指先にそっと唇をあてた。
「イルカ先生、あの女のこと好きなの? 忘れられないの? だから裏街道で適当な女抱いたりできないの? ・・・俺に、なびいてくれないの?」
 最後の台詞は拗ねるように言って、カカシはイルカの指先に噛みついてきた。痛い、と抗議の声をあげる間もなく、舌先でくすぐるように舐めてくる。
 カカシはきっと、性的な意味をにじませつつ、この行為をしかけているのだろう。それぐらいは想像がつく。カカシのもう片方の手はイルカのこめかみから頬にかけてをさする。イルカの唇にたどり着くと、いたずらな指先でイルカの口を開けさせようとした。
「カカシ先生、別に俺は彼女に操だてして裏街道に来なかったってわけじゃないですよ。確かに彼女に惹かれていましたけど、憧れみたいなものです」
 カカシの手をよけて、イルカは起きあがった。その手を払うと、膝を抱えた。
「彼女にもらったものは何だったんでしょうね。一生消えないこの鼻の傷と、女性に対する少しの恐怖かなあ」
「怖いの? 怖いから女抱けないの?」
 からかうようなカカシの軽い口調に苛立つ。
「そうですよ。怖いですよ。悪いですか?」
「女が駄目なら男にすれば? 俺ならあんたを大事にするよ。優しく抱いてあげるよ」
 顔を上げたイルカの顔を両手でおさえつけたカカシは、顔を傾けてそっと口づけてきた。
イルカが拒絶することをためらうような優しい唇。ついばむように何度か表面に触れたあと、舌先で、口を開くように促してくる。イルカがそっと薄目を開けてみれば、近すぎて焦点の合わないカカシの瞳が懇願するような色合いをたたえていた。
 イルカは観念したような気持ちで口を開けた。ぬるっとした感覚に思わず舌をひっこめてしまう。しかしカカシは巧みにそれをからみとり、吸い上げるようにして導き出し、歯で甘噛みする。口を半開きのままでいれば自然と唾液が口の端から落ちて顎を伝っていく。なんとも言い難い気持ち悪さと息苦しさからイルカはとうとうカカシの肩を押して、俯いたまましばし咳こんだ。口元を拭おうと片手を持っていけば、再びカカシに捕らえられる。さすがに文句を言おうと向けた顔をまた顎のほうからカカシの唇が吸い付いてくる。イルカの顔を無理矢理上向かせて、垂れた唾液を口と舌を使って舐めとっていく。
 ナメクジが這ったらこんな感じがするのだろうか?
 イルカがぼんやりと考えているうちにカカシはイルカの顔中に口づけを降らせながら、憑かれたように囁いている。
 好き、好き・・・スキなんです・・・。
 まるで何かの呪文のようだ。それはあながち間違いではない。人の心を溶かす呪文のひとつだ。
 カカシの片手はイルカの前髪を掻き上げて、もう片方の手は、イルカの股間に届いて、あからさまに快楽を引き出そうと動き出す。
「・・・カカシ先生、男の口の中に舌入れて、股間を揉んで、楽しいものですか?」
 イルカの首筋にきつく吸い付いていたカカシは手の動きを止めることなくこたえた。
「楽しいよ。イルカ先生が相手だから楽しい」
「でも、ツバを飲んだり、・・・直にそんなもの、触らないでくださいよ。俺今日アカデミーで演習してきて、軽くシャワー浴びただけだでさっき走り回ったし、汚いですよ」
 イルカの裾を割ってカカシの手はじかにそこを握りこんできた。揉んだり、指でなぞったり、なにかと忙しい。
「いきなり何さかってるんですか。気持ち悪いでしょうどう考えても。男相手に」
 ふと顔を上げたカカシは赤い舌で見せつけるように唇を舐めて、無邪気に笑った。
「気持ち悪くなんかないよ。セックスしたら誰でもやってることでしょ」
「セックスは女としてりゃあいいでしょう」
「イルカ先生としたいの。あんたのだから唾液だって誰のより飲みたいんだよ。もっとすごいことできるよ。ココ、舐めることだってできる」
 ひそめられた声でカカシは囁いた。さすがにイルカの顔はこわばる。
「・・・何言ってんだ。それが、変態だってんだ・・・」
 苦々しくこぼしたイルカに、カカシは弱々しく首を振った。
「イルカ先生、本当に、気持ち悪くなんてないよ? それが好きってこと。好きだよ。大好きだよ。どうしたら認めてくれる?」
 唇に、吐息が触れる。尖らせた口で、カカシはそっと触れてきた。
「わかりましたから、その手を離してください」
 イルカは自分の一物を握っているカカシの手首を押さえた。しかしいたずらな手は動きを止めない。仕方なくイルカはカカシの手ごと自分の急所を押さえつけた。カカシは急所での攻防と眉間に皺を寄せているイルカの顔を交互に見たあとあどけない仕草で首を傾げた。
「イルカ先生は、あの女をどうしたい?」
「どうもこうもしませんよ。別に恨みもないです」
「そうかな? それにしてはイルカ先生、昔にとらわれすぎてない?」
「そんなこと・・・。ありますね・・・」
 それは素直に認めた。
 彼女を恨む気持ちはないが、あんなことがなければ、と詮無いことを悔やむ気持ちは持っている。それが少し負担で、意識しているよりも重くのしかかっている。
「イルカ先生は、子供の頃、傷ついたんだよ。憧れだった女に傷つけられて、辛かったんだよ」
「辛くなんかない。人の気持ちを勝手に斟酌しないでください」
「どうしたら辛くなくなる? あの女はいないほうがいい? 殺してこようか?」
 ひとの話を聞かず、物騒なことを平気でこぼすカカシにイルカは呆れた。
「もし彼女に何かあったら俺は間違いなくカカシ先生だって訴えでますよ」
「俺、元暗部だよ? 証拠なんて残すわけない」
「だから、俺が見たって言うんですよ」
「あの女の味方なの?」
 憤慨したカカシはイルカの急所を再びきつく握りこんできた。指先を、先端の弱い部分にのばしてくる。
 そのうち飽きるだろうと、遮る気力をなくしたイルカは手の力を抜いた。カカシは待っていましたとばかりに本格的な愛撫を再開した。唇はイルカの首筋を往復して、時たま舌で舐めあげる。
 カカシは男を抱いたことがあるのだろうか? それとも自慰のやり方をそのままイルカに施しているのだろうか? ともすれば上と下、意識がどちらかに偏りそうなものなのに、カカシはどちらもまめで愛撫が止まることがない。普段女のことを優しく心をこめて抱いているのだろう。
 ボウッとしていたら体はまた草むらに横たえられて、カカシが上に載っていた。イルカの顔の横に両手を置いて、困ったようにじっと見ている。カカシの困惑がわかるからイルカは苦笑した。
「イルカ先生、俺、下手? 一応、自慢できたことじゃないけど、男との経験もそれなりにあるんですよ・・・」
 そればかりではなく、きっとカカシは、”うまい”部類に入るはずだ。
 だからイルカが反応しないことが悲しいのだろう。
 正直にへこんだ様子をみせるカカシがおかしくて、イルカは吹き出していた。
「カカシ先生、俺、実はね・・・」
 ドボン!
 その時、大きな水音がした。
 橋の上で人々が騒いでいる。水の中ではあきらかに溺れている人間がいる。
 どうやら酔客が落ちたようだ。自力で岸にたどり着けそうな様子はない。あがったり沈んだりを懸命に繰り返している。
 イルカとカカシはしばし顔を見合わせ、ため息をついたカカシはイルカの体の上からどいた。
 憮然として羽織を脱ぐカカシにイルカは笑いをかみ殺して声をかけた。
「俺が行きましょうか?」
「いいえ。俺が行きます。せっかくのチャンスを邪魔してくれた奴ですからね〜、助けるふりして2、3発は殴っとかないと気がすまないんで」
 言うが早いかカカシは飛んだ。
 
 カカシに乱された着物を整えて、顔や首をこするようにして拭う。
 立ち上がったイルカは大きく伸びをした。
 短いようで長かったひとつきが終わる。ダイゴの彼女も探し出せ、イルカも、目を背けていた過去とむきあうことができたのかもしれない。カカシの、おかげで・・・。
 唇が少し熱を持っている。カカシの肌に不快感はなかった。さらりとして、イルカの心を少しくすぐった。
 
 
 
 
 
 演奏会から数日後。
 早朝の淡い光の中で、小鳥のさえずりに耳を澄まして神社の境内にたたずむ人影があった。
 細身の年配の女性のもとにイルカが玉砂利を踏みしめてゆっくりと近づくと、その女性は振り向いた。頭を下げたイルカに微笑んだ泣きそうなその顔が、何よりも過去の過ちを悔いる心情を物語っている気がした。
 だからイルカは・・・。
 間違いなく彼女が思い出の人であり、彼女も、今のイルカを形作るもののなかに含まれているのだと、やっと、認めることができた。
 
 
 
 
 
 退院を明日に控えたダイゴを連れて、イルカは病院の中庭にいた。
 ダイゴはさすがに上忍だけありリハビリも順調にこなし、車椅子はすでに自分の手足のように扱うことができた。少し汗ばむような陽気のなかで、ダイゴはさっぱりとした表情をみせていた。
「結局彼女はどうするって?」
「ああ。1年、待ってほしいっって言われた。お世話になった座長に不義理はできないから、自分の後進の人間がきちんとものになったら、戻ってくるってさ」
 タカナを産んでダイゴと別れた彼女はその後一座に入り、幼い頃に習っていた琴をまた始めた。努力の甲斐あってか一座のなかで欠かすことができない存在になったとのこと。いきなり座を抜ければ講演に支障をきたす可能性もあるから、待ってほしいと言ってきた。
「タカナには会ったのか?」
「いや、今会うと1年待てなくなるから、本当に帰ってくる時に会うってさ」
「そうか。強い女性だな」
 あの座長のもとにいれば、強くならざるを得ないかもしれないが。
 よかったとしきりに頷くイルカをダイゴは不思議そうに見つめてきた。
「なんか、お前、すっきりしてるなあ。裏街道で、何かあったか?」
 ダイゴはスリーマンセルの幼なじみでもあり、イルカの事情をある程度知っている。鼻の傷をつけられた女性と偶然にも再会し、それが一座の座長であったことは告げてあった。
「まあそれなりに色々あったな」
 イルカの意味深な言い回しの続きをダイゴは待っているが、イルカにもなんと言えば一番しっくりくるのかよくわからない。
「そうだな、なんて言うか・・・」
 顎に手を当てて考えること数秒。ひとつ、実感としてひらめいた。
「裏街道は悪いところじゃないな。今度ひとりで遊びに行ってみるさ」
 いたずらっこのような得意げな笑顔を見せたイルカにダイゴは苦笑しておおきく頷いた。当たり前だ、俺があいつを見つけたところだからな、と惚気ることも忘れなかった。
 

 

 
 

 

 
「カカシさん、入りますよ」
「イ、イルカ先生?」
 なかの返事も待たずに襖を開けると、カカシは慌てて下半身を着物で覆っているところだった。片手には煙管。事後の余韻に浸りながらぷかりと吹かしていたことだろう。イルカとかわした約束、濡れ場は見せないを律儀に守ろうとしているようだ。しかし今夜カカシの相手を務めた太夫はとっくにこの場を去り、待てども待てどもカカシが出てこないから、しびれを切らせたイルカがあがりこんできたのだ。
 薄暗い灯りと寝乱れた布団とこもる空気がどことなく淫靡な感じをかもしだしているかもしれないが、イルカはもうこんなことで動揺したりしない。ただ、空気が悪いことは確かだから、窓を大きく開けはなった。
「イルカ先生、これはその、別にたまってたとかじゃなくて、俺、ちょっと・・・」
 イルカが何も言っていないのに、カカシはしどろもどろになりながらいいわけをしようとする。まるで浮気現場に踏み込まれた男のようだ。イルカに好きだと告げたカカシにとっては実際そんな気分なのかもしれないが。
 カカシに本気で迫られてから3週間ほどがたっている。すべてがまずは丸くおさまり、イルカも人捜しの間優遇させてもらっていた分しばらく忙しくしていた。カカシも仕事に復帰したのだが、改めて礼にうかがう暇もなかったところ、”四代目”の女将であるいつぞやの女性が訪ねてきた。何事かと話を聞けば・・・。
「イルカ先生? 怒ってます?」
 無言でカカシをじっと見つめれば、勘違いしたカカシが小さくしおれる。目出度いというかなんというか。イルカとカカシは付き合っているわけでもなんでもないのだから、気兼ねする必要などないのに。イルカがもしも女であればカカシのしていることは不誠実極まりないのかもしれないが、あいにくイルカは男だ。
「カカシさん」
 正座のまましょんぼりしているカカシの前にイルカも座った。
 格好いいはずのカカシが、イルカの前だと情けなくもかわいい男になってしまう。恋する男はみんなそうなのだろうか? カカシは上目遣いでちらちらとイルカを伺っている。昼間、女将から聞いたことにイルカは仰天して頭痛を覚えたのだ。
 カカシは、あの河川敷でイルカを感じさせることができなかったことで自分を責め、日夜、遊女相手に自らのセックスの技巧、ようはテクとやらを磨いているそうだ。
 毎晩毎晩、非番の日は昼間っから! 時には気持ちよさに失神する女もでるそうだが、カカシは納得しない。プロの女性たち相手にさすがにカカシの疲労も重なってきている。そのうち陰間のほうに勉強にいきそうな勢いであったため、心配した女将がイルカを呼んだのだ。
「あの、ですね、俺あの時イルカ先生に全く感じてもらえなかったのが申し訳なくて、今まで天狗になっていた自分を反省したんです。だから、本当のうまさを身につけたら、また・・・」
 うっすらと頬を赤らめて言い募るカカシが心底かわいそうになった。
「反省しなくてもいいです。そんな必要ないですから」
「でも俺はイルカ先生のこと好きですから。あきらめる気もないし。そしたらやっぱりセックスは避けられないから気持ちよくなってもらいたいじゃないですか」
「・・・十分に、気持ちいいと思いますよ」
「気休めはいいです! わかってますから!」
 ムキになるカカシがうざくて、イルカはこめかみに痛みを覚えながらカカシの手を掴んで自らの股間に持って行った。
「・・・!」
 驚きに口の開閉を繰り返すカカシの前で深呼吸をひとつ。滑舌よくはっきりとイルカは告げた。
「俺、勃たないんです」
 カカシの口がぽかんと開けられる。イルカはたたみかけるように口にした。
「精神的なものなんですけどね。理由はご存じの通りです。まあ10代の頃は真剣に悩んで医者にも行きました。治療も試しました。でも俺は頑固なんで、駄目でした。昔付き合っていたくの一の彼女は親身になってくれて、ちょっと口にするのは憚られるようなことも試してくれましたが、駄目でした。あ、彼女は今はもう一般人にもどって違う里に嫁いでいます。それはいいんですけど、この年になるまで結構いろいろ試してそれでも駄目だったんで、もう諦めているんです。体に引きずられてか心も不感症気味です。この間、カカシ先生に熱心に口説かれましたけど、響いてこないんです。体も、感じないんです。触っているなって認識だけなんです。俺じゃなければ、カカシ先生になびかない人はあまりいないと思いますよ。今のテクで十分気持ちよくしてあげることができますよ。自信を持ってください。だからもう馬鹿なことはやめてくださいね。約束ですよ。いいですか?」
 長い長い台詞のような言葉をイルカは言い切った。念を押すような言い方は脅しのような迫力を持っていた。
 口をぱかりと開けたまま、カカシはこくりと頷いた。
 イルカはにっこり笑って安堵して部屋を後にした。
 
 すっきりとした。告白してよかった。
 裏街道の大通りを闊歩するイルカの足は軽い。
 勃たない? それがなんだというのだ。吹っ切った気でいて、結局イルカはくだらないことにとらわれていた。たかが下半身。そうだ、たかが下半身だ!・・・されど下半身の言葉は頭の奥底に押し込める。
「あらあ? いつぞやのお兄さんじゃない?」
 腕をとられて顔を向ければ、裏街道での初日、イルカの腕を離さなかった少女がいた。
「ねえ、今日こそあそんでいかな〜い?」
 豊満な胸をすり寄せてくるが、イルカはするりと腕を抜いた。
「悪いな、俺、勃たないんだ。ほかの奴をあたってくれ」
 
 
 イルカの心に刺さっていた三日月は、丸く丸く、にっこり笑う満月に変わった。
 
 
 その後、開き直ったイルカの生活に平穏が戻ってきたかと言えば、そうはうまくいかないのが人生というやつか。
 今日もまた職員室にはカカシのお出迎えだ。
「イルカ先生。俺は諦めませんよ〜。必ずあなたを勃たせてみせる!」
 身近な人間にだけカミングアウトしたつもりのイルカだったが、カカシがそこら中で拳を掲げて宣言したために、いまではすべての木の葉の忍が知っている気がする。立派なセクハラだ。だがカカシに殺意を覚えたのは最初だけで、もうどうでもいいと流せる自分はずいぶん丸くなったなあと、イルカはひとごとのように感慨深い。
「ねえイルカ先生、今度俺に試させてくださいよ」
「いやです」
 きっぱりはっきり断るイルカにめげずに、今日もカカシは三日月のような目を細めて、優しく笑っている。
 
 
 
 
 

 

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